PS4 メタルギアソリッドV ファントムペイン レビュー


     

        
                Skill ビッグマウス




※以下ネタバレ要素を含むので注意してください。
関連動画
 
 各評価(5段階)
システム  2
 良い点
● マザーベースに帰還した際、ヴェノムの状態によって起こる限定イベントが良い。
● フルトン回収の際、回収する兵士や動物のリアクションが面白い。
  しかし、終盤多用することになるワームホールではそのリアクションが見られないのが残念。
● メタルギアオンライン(以下MGO)では本編の操作感をベースに
  違和感を少なく操作できることに成功しているので、すぐに慣れる事ができる。
(MGO)対戦ルールで一番好みなのはCOMM CONTROLで
  撃ち合いに自信が無い人でも、通信タワー制圧側に回れば高スコアを獲得することができる。
  対戦バランスは良いとは言えないが、撃ち合いと戦略性が求められる
MGOにおいて
  バランスの取れたルールと言える。
(MGO)味方がフルトン回収されそうな場合に、フルトンを撃ってカバーできる点は良い。
 悪い点
● 前作から懸念していたミッションクリア時のランク制だが、やはり今作にも搭載されてしまっている。
  自由度が重要なオープンワールドにとってランク制というのは
  その自由なプレイスタイルを否定してしまっているようなもので、非常にモチベーションが下がる。
  しかし、武器が整った状態でミッションに再挑戦できたり
  (ただしゲームの進行状況によっては敵も強化されている)
  そもそも最高ランクの条件がさして厳しくなかったりと、ランク制に関しては思ったより不満は無いが
  それよりもミッションタスク(サブミッションのようなもの)の方がやっかいで

  ミッションタスクはどれも作業的なもので個人的には全く面白くなく、ストレスが溜まるものばかりで
  中でも~の会話を最後まで聞くというタスクが最高につまらない。
  このような作業的なミッションであるならば、従来の決まったステージを攻略していくタイプの方が良いし
  前作のような一つの広いステージを10~20個用意した方が断然良い。
● SIDE OPSは作業的なもの多く
  同じようなミッションが段々と難しくなっていくといった焼き増し的なものが多く
  面白いと感じる要素は少なく、面倒臭いと感じることの方が多い。
  また、重要なSIDE OPSとして、それをクリアしなければ本編を進めることができないという要素があるが
  それだったら最初から本編として扱えばいいだろうと思わざるを得ない。
  本来ならこういったミッションタスクやSIDE OPS等のサブミッション的要素は
  オープンワールドにとって醍醐味の一つなのだが
  今作においてはただただ面倒臭く
  個人的にはストレスが溜まるだけの最大のマイナス要素となってしまっている。
● 本編のMISSIONにおいても半数ぐらいはSIDE OPSのような作業的なもので
  短時間でクリアできたり、ストーリー内容も有って無いようなものが多い。
● 各ミッション開始時と終了時に度々表示されるスタッフの名前だが
  アルファベットで表記されており、一瞬で誰かは把握しづらく
  それでいて各ミッションに必ず表示されるので途中からは目障りに感じる。

● 基本的に難易度は高めで、敵の攻撃による命中率が異常に高く
  こちらが敵の死角に入らない限り集中砲火を浴びることになり
  ステルスゲームとしての悪い部分が浮き彫りになっている。
● ダメージを受けてから全快するまでにかかる時間が長く
  それでいてじっと待機していなければ更に時間がかかるというストレスが溜まるリスクがある。
  そもそもダメージを受けている=敵に発見された状態が大半なので
  発見された状態で待機しなければならないのはリスクが高く、ゲームオーバーになる確率も上がる。
  また、重傷に陥った際も同様であり、傷を治している最中にやられることが大半を占める。
  このストレスの溜まる回復システムなら
  シリーズにもある回復アイテムによる任意の回復システムの方が良かった。
● 通信設備を破壊すると敵の増援が無くなるということになっているが
  いまいち増援が止まったという実感が沸かない。
● 今作の移動手段は徒歩、D-Horse、D-Walker、車輛と複数に渡るがどれも面白くなく
  中でも車輛による移動手段のデメリットが目立つ。
  山岳地帯の多い今作では障害物がかなり多く、車輛では目的地へのショートカットは困難であり
  車輛での移動となると舗装された道を走ることが主となり
  結果的に目的地へ遠回りすることになる(もちろん徒歩よりはマシだが)。
  総合的に見て
D-Walkerでの移動が一番有効だと思うが操作がやや難しく、車輛同様障害物に弱い。
  この広大なマップ(他作に比べれば狭い)を移動するにあたって
  その移動手段が面白くないというのは致命的。

● 各敵拠点にはダンボールを使った長距離移動を可能にする送り状が存在するのだが
  本編中ではその送り状に触れることはなく(もしくは触れていても一瞬だけで記憶に無い)
  送り状の存在に気付いたのは終盤からだった。
  また、そのダンボールによる長距離移動には手間がかかるので
  手軽に行きたい場所に移動するといったことは難しい。
● スナイパーライフルを使用してもその場に留まっているとすぐに敵に見つかるので
  撃っては移動してを繰り返さなければならない。
  超長距離で狙撃する場合は見つかることはないが
  敵が撃たれた仲間を発見したら警戒モードに入りこちらの死角に隠れるので
  スナイパーライフルを使うメリットが無い。
  どうせ警戒モードに移られるならミサイルで狙撃した方が強力でマシである。
● フルトン回収はワンアクション(×ボタン長押し)で行える為、一見画期的で手軽な要素に見えるが
  ゲーム終盤からはそのワンアクションすら億劫になってくる。
  また、D-Dogのフルトン回収は有効範囲が狭く、中々回収してくれずストレスが溜まる。
  開発段階でD-Walkerのフルトン回収バリスタのような
  撃って当てるだけでフルトン回収できるような武器が欲しかった。
● コスチューム(スーツ)は割と多く存在し、その中で標準型戦闘服が大半を占めるのだが
  標準型戦闘服はどれもカラーが変わるぐらいで見た目の変化は乏しく
  能力的にもあまり役に立たないものばかりで、使用することはほとんどない。

● ゲーム中不定期に訪れる砂嵐による視界の妨害は
  ゴーグルによって多少軽減できるものの、それでも見づらさは残りストレスを感じる。

● 山を越える際は一々回り込む必要があり、非常に面倒臭い。
  また、山を越えようとする際、一見して進めそうな段差が多いのだが
  実際は進められないことが多く、進めそうなのに進めずに滑り落ちる様は見ていてストレスが溜まる。
● DEVELOPMENTでは武器、携行品等の開発が行え
  開発や収集といったアクションゲームには珍しい楽しさも有るには有るが
  開発が進めば開発にかかる時間(ゲームを起動している時間)とGMP(ゲーム内通貨)が大量に必要となり
  楽しめる範囲を超えてしまっているように感じた。

  また、プラットフォームの増設も同様である。
  しかし、全トロフィー獲得等のやり込みをする場合はDEVELOPMENTの不満は些細な問題でしかない。

● プラットフォームの増設には資源が必要となるが、その資源を確保するには時間や手間がかかる。
  特に燃料資源は支援班を除くどのプラットフォーム増設にも必要となるので
  増設する際の効率やバランスが非常に悪い。

● FOB MISSIONSでは他プレイヤーの基地に潜入するというものになっているが
  ミッション内容もステージ外観も似たようなものばかりですぐに飽きる。
  報酬の獲得条件もいまいち分かりにくく、全トロフィー獲得や総合達成率100%する際にも
  特別優先してFOB MISSIONSをプレイする必要は無い。
  今作がすこぶる気に入って、無限にプレイしていたいという人向けだろう。

MGO配信直後は対戦にマッチングしなかったり
  マッチングしてもホストがすぐ切断されたりとまともに対戦できなかった。
  アップデートが行われた今現在では多少は改善されたような気がする程度。

(MGO)タイムラグの多いルームではまともな対戦にならず
  タイムラグの原因として、回線レベルの弱いプレイヤーとマッチングするのはもちろんのこと
  海外プレイヤーともマッチングするのがラグの一因となっている。
(MGO)オートマッチの場合途中参加としてマッチングすることは珍しくなく
  その際はモチベーションが上がらない。

● 本編中に自動照準補正が存在するのは仕方ないとは思うが
  マルチプレイであるMGOにまで存在するので、平等性が無くなり不快。
(MGO)対戦時の相手ボイスチャットをミュートにするには
  一々対象を選んで手動で行わなければならない。

(MGO)元々倒された際の復帰速度はかなり速い方なのだが
  バディリンクシステムによって倒されても自分の近くにバディがいた場合
  すぐに倒された位置に復帰できるようになっており
  必然的に乱戦に陥りやすく、潜入やステルスといった概念は忘れなければならない。
(MGO)相手プレイヤーの近くに復帰することも珍しくなく
  復帰した瞬間に敵を倒したり倒されたりすることが多々ある。
(MGO)自分がどれだけ敵に倒されてもスコアからポイントは引かれないため
  どれだけチームに損害を出そうが1位を取ることは可能となってしまっている。
(MGO)対戦を終える度に経験値が増え
  レベルが上がると武器やアビリティが使用可能になるという褒美が与えられ中毒性が増すが
  それ故に対戦での平等性が無くなってしまう。
  ロードアウト(武器やアビリティのカスタム装備)禁止のルールを追加すれば改善されると思うのだが。
(MGO)対戦中にレベルが上がり、その対戦終了直後にホストに退出されると
  どの武器、アビリティを取得したか分からなくなる。

(MGO)相手のアビリティによっては、気絶から復帰する時間を短縮させるアビリティを付けてる者もおり
  それを知らずにフルトン回収等を仕掛けようとすると
  急の復帰に対応できずに返り討ちに遭うことも珍しくない。
  この復帰時間短縮のアビリティを一見して見分けが付かないとなれば
  主要システムであるフルトン回収は迂闊に使えないと言っても過言ではない。
(MGO)対戦ルールによって用意されているステージの種類が異なり
  一つの対戦ルールを好んでプレイしている者にとってはステージ数が少なくなり
  場合によっては連続して同じステージでの対戦となるので飽きやすい。
● MGOの対戦ルールでは個人的に、BOUNTY HUNTERやCOMM CONTROLは楽しむことができるが
  CLOAK AND DAGGERだけは二度とプレイしたくないぐらいつまらない。
(MGO)COMM CONTROLでは復帰の際に任意の通信タワーを選らんでも
  既に相手に制圧されている事が多く
  選んだ通信タワーとは関係ない遠く離れた場所へと復帰させられることが多々ある。
  こうならないためには復帰場所選択画面にてすぐに制圧状況を反映させるべきであり
  制圧された場所は選択できないようにしなければならない。

● メタルギアオンラインのトロフィーは存在しないため、モチベーションが上がらない。
 その他
● チキンキャップやリフレックス・モードといった、ゲーム初心者に対しての救済措置が存在するが
  チキンキャップに関しては設定でOFFにしていても
  ゲームオーバーを連続で3回を越えてからその都度使用するかどうか確認されるので、少々鬱陶しい。

● 最初からSTAFF MANAGEMENTは大して活用していなかったが
  中盤からスタッフはどんどん増えていくので、一々管理をする意味は無くなる。

● 投擲武器は武器の開発状況によっては
  グレネードランチャーやロケットアームを使った方が効率が良いのでほぼ使わなくなる。

● 薬効植物は派遣ミッションで獲得した方が効率が良いので、マップで拾うのは最初だけになる。
● 前作やシリーズのようにマップの至る所に小ネタを仕込むといった
  ファンサービスのようなものはあまり見られなく、物足りなさを感じた。

メタルギアオンラインでの課金要素は今のところ装身具(能力値に影響は無い)のみなので
  課金によって差が付くということはない。

2Dグラフィック  3
 良い点
● 思い出の写真のイラストは高クオリティー。
 その他
ポスターや思い出の写真等で確認できるが
  パスや海外モデル等には興味無いなので大した有り難味は感じなかった。

3Dグラフィック  4
 良い点
● 焼き増しは多いがその分一つ一つのクオリティーは高く
  キーアイテムといった所持アイテム類のグラフィックも用意されている。
● アバターは髪型パーツこそ少ないものの、かなり細かく設定することができ
  実際の顔写真を参考にしながら作成すればそこそこ似せることができる。
● 主観視点による目蓋の裏も作り込んであり、思わぬところで感動する。
● マザーベースは光源処理等が特に効いているように感じ、そのクオリティーは圧巻。
● 敵兵士等は複数のランダム顔パーツで構成されており、上手く被らないように作られている。
● サブ、モブキャラクターも個別に作られており違和感が無い。
● ムービーもリアルタイムレンダで進行するので
  ムービー後違和感やクオリティーの差に落胆するといったことは無い。
  また、コスチュームを変更するとムービーにも反映され
  それが高クオリティーのまま維持されるということが凄い。

 悪い点
● トップクラスのグラフィッククオリティーではあるが、感動するのは序盤と終盤、ムービー中ぐらいで
  ミッションをある程度進めると、似たような景色ばかりの焼き増しが多いという事実に気づき
  段々と感動が薄れていく。
  中でも山岳地帯や森林地帯の同じような殺風景が大半を占め
  オープンワールド特有の美しい町並みや建造物は存在しない。
  また、敵の監視所も同じような作りのものばかりである。

 その他

● 中断して別のゲームをプレイするとやはりクオリティーだけは高いのだと思わされる。

操作性  3
 悪い点
● 操作アクションが非常に多く序盤はかなり戸惑うが、次第にある程度慣れていく。
  しかし、ゲーム終盤になっても未だによく分からない部分がある。
● マップを開くと諜報班が収集した情報のアイコンで埋め尽くされており
  マーカーを設置しようにも、マーカーがアイコンに吸着するタイプなので設置しづらく煩わしい。

 その他

● 使用するボタンが増えないようにか、ボタンの短押しや長押しを利用してのアクションがある。
ストーリー  3
 良い点
● 序盤と終盤、ムービー中ぐらいでしか細かなストーリーや演出は観られないが
  相変わらず惹きこまれる良い作りをしている。

● 一章終盤のヴェノムとカズ、スカルフェイスとの会話から、ヒューイが止めを刺すシーンは印象深い。
● 二章終盤の死してなおも輝くでは、操作にもどかしさを感じるものの
  ホラー的雰囲気や、声帯虫の脅威による凄惨さを体験することになる。
  また、終盤の感染した兵士達が覚悟を決め何かのテーマ曲を口ずさみながら
  ヴェノムによる介錯を待つ様は良い演出であると思った。

● クワイエットが捕らえられてから脱出する際の殺陣はメタルギアらしさがあり、観ていて爽快感がある。
最後のヴェノムが鏡を叩き割るシーンは様々な心情が垣間見え、そして格好良く
  個人的には今作でのベストシーンとなっている。
● 今作での落ちは賛否分かれるものとなっているが、個人的には悪くない落ちであり
  これに関してはいかにヴェノムというキャラクターを理解したか、感情移入できたかによると思う。

 悪い点
● シリーズから継続して質の高い伏線を張り巡らせ、その伏線の大まかな回収はできているものの
  残りはカセットテープ(音声のみの説明のようなもの)や年表
  考察サイト等で補完しなければ楽しめる域にまでは達していない。
  また、本編中の大半を占めるストーリー内容も無線による音声で
  それがシームレスに流れるので、大して頭には入らず忘れていることの方が多い。

  簡単に言えば本編を進めるだけでは説明が不十分で、理解しづらいのである。

● 二章からはSUBSISTENCEやEXTREME、完全ステルスといった
  一度クリアしたステージの難易度が違うものが出て
  二章のストーリーとは関係無いものが本編に組み込まれるので、引き伸ばしを顕著に感じる。
  こういうものは一度ゲームをクリアしてから出すべきだろう。
● ストーリーの終わりである世界を売った男の真実では
  序章の覚醒とほぼ変わらない内容のミッションをプレイすることになるので苦痛。
  そもそも序章自体二度とプレイしたくないぐらいアクション部分はつまらないので尚更である。
  要は最後の最後で序盤のチュートリアルをプレイしなければならないということが苦痛なのである。
  また、何か変化があるのではないかと
  ムービーをスキップしたくてもできないもどかしさも苦痛の一因である。

 その他
マザーベース内でヴェノムがパスが生存しているという幻覚を見るが
  何とも皮肉的で今作のテーマに合ったものであるが
  誤解を招きやすいうえに、パスに会うまでが面倒臭い等
  これこそカットされてもよかったのではと思わざるを得ない。

サウンド  4
 良い点
● ゲーム開始直後に流れるテーマ曲の「世界を売った男」は
  初めこそ微妙な曲に感じたが、エンドロールに流れる歌詞を見ながら聴くと
  ゲームのテーマとマッチしていて良い雰囲気を出してくれる。

● スカルズ戦の曲はそこそこ良い。
● 前作よりカセットテープで聴ける曲数は増えており
  古い曲ではあるが洋楽の有名どころを押さえている。
  個人的にはメタルギアシリーズのボーカル曲を多くしてほしかった。
● 初めはメディックとヴェノムの声優は別人だと思っていたのだが
  後に大塚氏が両役担当していると知り、その徹底ぶりに胸を撫で下ろした。
● 吹き替えにははまり役が多いが、中でもスカルフェイス役の土師氏が特にはまっている。
 悪い点
● 音量調整は一切できず、発砲音等のSEは当然大きいのだが
  敵に発見されたときの音が一際大きく感じる。
  特に複数の敵に発見されたときの音の大きさは笑うしかない。

● iDroid音声の音量は、コントローラのスピーカーで出力する分には音量調整できるので問題無いが
  TVスピーカー等の外部出力の場合音量が大きく感じる。

● iDroidによるアナウンス音声は全て英語で発せられており
  個人的には最後まで意味がよく分からなかった。
  雰囲気を優先しているのかはわからないが、キャラクター自体日本語で吹き替えられているので
  iDroidも日本語に切り替えられるようにしてほしかった。

● カセットテープはゲームオーバーになると曲を選択し直さなければならず
  ゲームオーバーになる前の途中から再生されるわけでもない等のデメリットがある。
● 苦戦しながら何回もゲームオーバーになっているときに
  ゲームオーバー画面で名前を叫ばれていると煽られているようでストレスが溜まる。
  また、その際にカズによる声真似を聴かされると何とも言えない気分になる。
  カセットテープにあるカズヒラ・ミラーのハンバーガーように、ふざけられるような場所でふざけてほしい。
 その他
● 吹き替えに関してはあまり不満は無いが
  デイビットやハルの親にあたるビッグ・ボス(ヴェノム)やヒューイに
  同じ声優を当てている点が若干気になってしまう。
クワイエットの吹き替えは若干の違和感を感じたが
  後にクワイエットのモデルも担当しているステファニー氏が
  英語、日本語共に吹き替えていると知って驚愕した。
  日本語の台詞のみ若干の違和感があるだけで、悲鳴やその他の演技は問題無い。

キャラクター  4
 良い点
キャラクターが多数登場し、印象的で個性的なキャラクターが多い。
● ヒューイはハルとは違い狂気的な部分があるので違和感を覚えるが、中々良いアクセントになっている。
  ピースウォーカーをプレイしていないので、ヒューイのことはよくわからなく
  最初は何故扱いが酷いのかと疑問に思っていたが
  終盤には酷い扱い受けて当然の狂気を持ち合わせたキャラクターだと納得する。
 悪い点
● 9年前のパスが爆破された際にチコは死亡したのだが
  今作でチコに対しての扱いはほんの僅かだけカセットテープで情報が出るだけであり
  チコに対しての扱いがあまりにも報われない。
● 今作ではシリーズ特有の個性的な敵部隊としてスカルズが登場するのだが
  どれも似たような見た目や戦闘スタイルであまり面白くない。
 その他
● 続編ものなのでシリーズからの登場人物が多く
  シリーズをプレイしていないと分からないキャラクターが多い。
● ヴェノムの年齢は51~52歳と思ったより歳を取っており(ビッグ・ボスは2、3歳下)
  更にビッグ・ボスに引けを取らない戦闘能力から、正にもう一人のビッグ・ボスと言える。
  体内に埋め込まれた爆弾も除去できるのである意味それ以上。
● クワイエットは途中で離脱こそするものの
  貴重な女性キャラクターなので多少のモチベーションアップには繋がる。
● イーライはリキッドだとわかっていても、全く懐かず成長しない様を見ているとあまり良い気分はしない。
● 敵のボス役として前作からスカルフェイスは登場していたのだが、終盤は対談をしたり
  サヘラントロプスに対して一時共闘の上で、ヴェノムと戦う前に戦闘不能に陥ったりと
  アクションゲームとしては物足りないが、瀕死になった上で最後はヒューイに止めを刺されるくだりは
  強敵として描かれていたスカルフェイスにとって何とも滑稽な落ちと言える。
  賛美分かれそうな落ちではあるが、個人的には物足りなさは感じるものの悪くないと思う落ちでもある。
● 前作ではスカルフェイスはアイマスクをしていなかったのだが
  今作ではアイマスクをしており、スカルフェイスがアイマスクをする理由がわからない。
● 素性が謎とされているキャラクターは複数いるが
  後々シリーズから登場しているキャラクターであると判明し
  実際のところ主だった新規のキャラクターはクワイエットとコードトーカーぐらいである。

デザイン  3
 良い点
● 全体的に世界観にあったデザインになっている。
  装備類や機械類、その他違和感無く良くデザインできている。
● 声の工場ではそれまでの雰囲気と違い、ホラー的な雰囲気が出ていて良い。
  しかし、実際雰囲気だけでホラー的な現象は起こらず(グロテスクさはあるが)にすぐ終わってしまう。
あまり目立たないが、住居内のデザインはその土地の生活観等が感じ取れて良い。

● チキンキャップやメタルギアオンラインでのユニークな装備は遊び心があって面白い。
 悪い点
● 今作の舞台は紛争地帯であるアフガニスタンであり、殺風景な山岳地帯や森林地帯が主となる。
  オープンワールドでのマップの一つであるならば構わないが
  マップ全域に渡ってこの殺風景が広がっているので、オープンワールドの魅力がまるで活きていない。
● 今までも無理がある設定が多々存在したが
  今作の敵主戦力の一つに寄生虫の存在があり
  寄生虫によって肉体を強化したり、喉に寄生して言語を封印したりと
  ナノマシン以上に無理があると思わざるを得ない。

 その他

● 今作のメタルギアはサヘラントロプスであり
  メタルギア史で古い年代のプロトタイプであるにもかかわらず
  変形したり特殊な武器を扱ったりとした疑問は生まれるが、デザインは悪くない。
● UIやフォントはシンプルに作られているが、情報や項目が多いので妥当と言えば妥当。
● 旧世代のテクノロジーと次世代のテクノロジーが混在するので違和感がある。

オプション  3
 良い点
● 操作設定、カメラ設定、表示設定等かなり細かく設定できる。
前作のように、ゲーム演出等のカメラの画面揺れによる3D酔いに慣れることはできなかったが
  オプションで画面揺れをOFFにすることができるので問題無い。

 悪い点
● 操作、表示関連の設定は細かく設定できるのだが、音声関連の項目が見当たらず
  音量調整等は一切できなくなっている。

 その他
ボタン配置は出来ず、前作より操作タイプの選択肢が減っているが
  操作によるアクションが非常に多いので致し方ない部分はある。

快適さ  2
 良い点
● 武器では爆発物が強く、特にグレネードランチャーは連続して発射できるタイプもあるので
  個人的には最も使用頻度が高く、それなりに爽快感もある。

 悪い点
● ミッション中はさしてロードは挟まないが、出撃時や帰還時等にロードが挟む。
● ゲームを起動する度にゲーム関連会社のロゴの表示のみに限らず
  大量のインフォメーションが表示されるので、ゲームをプレイできるまでが長く非常にテンポが悪い。
  また、メタルギアオンラインも同様。
序章では昏睡状態から覚醒したヴェノムを操作することになるので
  思うように動けなかったり動きが鈍かったりするのでもどかしく、ストレスを感じテンポも悪い。
  また、他のミッションに比べ時間がかかるというのもその一因であり
  やり込み時に何回かプレイしなくてはならないのでうんざりする。
● ミッションの依頼を受注するにはマップ内で受けるか、空中司令室で受けるかがあり
  マップ内で受ける場合には距離が離れている場合があり、その受注できる場所に移動するのが面倒。
  空中司令室で受ける場合は
  タッチパッドから瞬時に空中司令室に移動できる(セーブされてない内容は破棄)。
  しかし、空中司令室からミッションに出撃する場合には
  ヘリコプターから出撃するというスキップできない演出が必ず入る。
● ミッションによってはチェックポイントに入るまでが遠く
  せっかく苦労して敵に見つからずに潜入できたとしても
  やられるとまた一からやり直しになることも珍しくない。
  それが高難度のミッションとなるとうんざりする。
  また、それまでに獲得した開発資料や資源、薬効植物等もリセットとなる。
● ミニマップが無いので迷いやすく、一々
iDroidからマップを確認しなくてはならない。
  また、開発や派遣ミッションを行う場合にも
iDroidを開く必要が多々あるので
  それらが完了したらまた行う為に開くの繰り返しで、ミッション進行中に立ち止まることが頻発する。
● 増設が進んだマザーベース内はかなり迷いやすく、マザーベース内目的地へ行くのに苦労する。
  また、マザーベース内をヘリコプターで移動する際は何故かのんびりと移動し、移動に時間がかかる。

● 弾薬を補充するには主に現地調達と補給要請があるが
  現地調達では弾薬やサプレッサーを見つけるのが困難で
  補給要請の場合は一々ヘリコプターによる上空からの配達になり、受け取るまでに時間がかかる。
● コンテナ回収で大量に資源を獲得できても未加工の資源なので
  加工されるのを待つ必要が有り、その加工される量も少しづづなのでテンポが悪い。
● メタルギアオンラインのCLOAK AND DAGGERは自分がやられると
  対戦の決着が付くまで対戦を傍観することとなり
  テンポも何もあったものではなく、対戦開始直後にやられると最悪を極める。
● (MGO)テンポが速すぎてすぐ倒したり倒されたりするので
  一つの武器しか使う余裕が無く、プライマリウェポンかセカンダリウェポンかどちらか一つになりがちである。
(MGO)全員が出撃準備完了になることはほぼ無いので
  出撃準備完了にするとギアポイントが貰える等の付加価値を追加する等すれば
  改善が期待できるかもしれない。

熱中度  2
 悪い点
● ミッションから開発等何から何まで作業的であり
  クリアだけを目的とするプレイヤーならば、ストーリーをクリアしただけで終了するだろう。
  また、ストーリーをクリアするだけでは説明不足な部分を補完することは難しく
  ストーリー内容に不満を抱えたままになる。
● 全トロフィー獲得や総合達成率100%を目的とするならば
  達成するのに約150時間以上はかかり、その間のSIDE OPSの尋常ではない数や
  ミッションタスク穴埋め等のアクションゲームでは考えられない作業によって
  かなりの苦痛を味わうことになるだろう。
● 元々プレイするモチベーションはプレイする度に下がっていくのだが
  一旦間隔が開くと、新作であるにも関わらずプレイするモチベーションが全く上がらなくなる。
  ある意味でメタルギアオンラインが発売初日に配信されていたら
  全体のストーリークリア率はもっと低くなっていたのではないだろうか。
 その他
● メタルギアオンラインは良くも悪くも中毒性が有り、少なくともゲーム本編よりは面白い。
総合点 59/100
  B+.jpg
  プレイ時間 約160時間以上200時間未満
 
ゲームレビューについて
※グラフィックは発売年での評価です。
余談
  メタルギアオンライン自体は不満は少なくないものの、何だかんだで楽しめる部分もあるので59点とした。
  メタルギアオンラインを含まないとすれば、当ブログでいう35点のC+ぐらいになる。
  ゲーム本編は全体的に見て無線、カセットテープを除くストーリー部分は短く
  アクション部分が大半を占める。
  そのアクション部分も焼き増しを感じざるを得ないミッションで埋め尽くされ
  飽きるなという方が難しい内容となっている。
  このような引き延ばし焼き増しの作業ゲームと化した原因として、課金要素が大きく関わっている。
  今作での主な課金要素として"時間の短縮"が挙げられる。
  何かと開発に時間がかかる今作だが、課金によってその開発時間を短縮できるようになるというものだ。
  僕は当然無課金にて今作の全トロフィーを獲得するまでやり込んだのだが
  そこに至るまでの所感として、正に基本無料ゲームを無課金でやり込むような"ハンデ感"を味わった。
  とはいえ普通に本編のみクリアする分には特に気にすることはないのだが
  やはりやり込む=ゲームの真価を楽しもうとするならば別なのである。
  そもそもこの課金要素というのは元が基本無料だから許容されるのであって
  フルプライス(それも他ゲームより高い)のゲームに入れたら許容できるわけがない。
  それをストーリーの大半は無線やカセットテープ等の音声のみで済ませる。
  カットされた未完成シーンを限定版に入れる。
  メタルギアオンラインは後日配信(発売から約一ヶ月)となれば批判が集中するのも当たり前な話である。
  やはり課金要素は害悪なのだと再認識させられざるを得ない。
  結局小島監督の言っていたタブーとはこのことなのだろう。
  この課金要素、未完成で販売したことがタブーでないならば
  それはそれでまた批判されることになるだ
ろう。
  これらをわかった上で多岐に渡る宣伝をし
  販売に踏み切った(恐らく所属会社のノルマを達成できなかった)のだから大したビッグマウスぶりである。
  こだわりすぎる監督の性格と、所属会社の方針が招いた結果とも言える。
  個人的にはメタルギアシリーズは半数ほどしかプレイしていないのだが
  面白いと思ったのはメタルギアソリッド1ぐらいのもの(それも今プレイすれば評価は変わるだろう)で
  どれもアクション部分はつまらないとは思うが、ストーリーは惹かれるものが多い。
  小島監督のストーリー構成、演出等の能力はやはり一目置かざるを得ないので
  皮肉や嫌味ではなく小島監督にはACT以外のジャンル
  特にこだわればこだわるほどプラスになるストーリーメインのジャンル、ADVに挑戦してみてほしいし
  それこそ実写映画での"監督"にも挑戦してみてほしいものである。
  ちなみにネタバレは防げないと判断したのか、シェア録画の禁止区間は一切無い。
  余談ではあるが今作は海外大手メディアのレビューで満点を連続して叩き出した。
  海外の人が好みそうなストーリーなのでストーリーは絶賛されるにしても
  作業ものが嫌いとされる海外においてこの作業的なアクションが評価されるとは到底思えない。
  結局"海外の大手レビューサイトも"一メディアに過ぎないのだと思い知らされた作品であった。
  ユーザー投稿型のレビューサイトも雲行きが怪しくなってきた今
  各々信頼できる個人のレビューサイトを見つけたいものである(チラッ)。
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初音ミク Project DIVA Future Tone DX 【予約特典】初音ミク Project DIVA Future Tone DX スペシャルミニサントラCD 付
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ノラと皇女と野良猫ハート プレミアム版 【限定版同梱物】TVアニメ『ノラと皇女と野良猫ハート』BD、動画DL用シリアル、設定資料集、オリジナルサウンドトラック 同梱
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塔亰Clanpool 【予約特典】超限定「デジスキン」プロダクトコード付きイラストカード 付
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デート・ア・ライブ 凜緒リンカーネイション HD 【予約特典】ドラマCD & PS4用テーマがダウンロードできるプロダクトコード 付
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ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団
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マーベル VS. カプコン:インフィニット (「数量限定特典」キャラクターのエクストラコスチュームプロダクトコード 同梱)
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【PS4】ARK: Survival Evolved【特典】小冊子:ARK: Survival Evolved 序盤サバイバルガイド 付
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【PS4】クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!
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限界凸城 キャッスルパンツァーズ 【予約特典】限定下着が手に入るプロダクトコード付きカード 付
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ロックマン クラシックス コレクション 2 (数量限定特典「ロックマン ボス78体の有効武器早見表」 同梱)
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FIFA 18 【予約特典】• 5試合FUTレンタル選手のCristiano Ronaldo • ジャンボプレミアムゴールドパック5個 (1×5週間) • スペシャルエディションのFUTユニフォーム8種類 同梱
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ニード・フォー・スピード ペイバック 【予約特典】Platinum Car Pack 同梱
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The Lost Child ザ・ロストチャイルド (【初回特典】ダーク・イーノックDLC 同梱)
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【PS4】Destiny 2
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ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ
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新次元ゲイム ネプテューヌVIIR 【予約特典】プロダクトコードカード『四女神オンライン プレミアム武器セット』 付
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バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション
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